『終りに見た街』を観る
著名人で誰のファンかと問われたら、宮藤官九郎と答えることが多い。昔のドラマは実はあまり観ていないのだけれど、いつだか『笑っていいとも!』に、萩の月ではなくてかもめの玉子を持っていき、「仙台じゃない宮城出身だ」話していた時から、モーレツに共感を覚えるようになった。
何事にも辛口な母があまちゃんにハマったあたりで、クドカンへの信頼は揺るがぬものになった。もちろんすべてのドラマが好きなわけではないけれど、いつでも新作が楽しみだし、ラジオも結構聴いている。わざわざディズニープラスに入って『季節のない街』は観た(ぜひ多くの人に見てもらいたいドラマ!!)。
クドカンについては語りたいことがたくさんあるので、前置きが長くなったが、今日は『終りに見た街』を観たという日記。夜中に起きて眠れなくなったので配信で観てみたら、余計眠れなくなりそうになった。内容については詳しく書かないが、久しぶりに、内臓のあたりから「死にたくない」「失いたくない」の気持ちの冷気みたいなのが吹き出して、お尻の穴がヒューヒューするような感覚になってしまった。この感覚に囚われすぎるとまともに生活できなくなるのだけれど、忘れてもいけない感覚で、クドカンよ、やっぱりすごい。